ゴールデンウィーク

4月の終わりくらいからいろいろな人に会う「ように」している。一人で部屋に閉じこもっていてもなにもいいことなんてない。ぼくは基本的には饒舌なタチで、喋りながら自分の考えていることを認識していくタイプだ。いや、そんな類型があるのか知らないけど。普段会わない人と会うだけでも緊張感が高まる。その緊張感は、多くの場合、ぼくを失態へと追い込むけれど、でもそれを受け入れる覚悟はしている。自分でもモヤモヤしていた気持ちを、他人と会うことで輪郭取り、対話の中で色をつけていく。そうして持ち帰った絵をひとり部屋で鑑賞する。反省、共感、羞恥、嫉妬、傲慢、思い上がり…なんてタイトルをつけたらいいのかわからないくらい多様性に富んだ絵画だ。毎日のように画家となりスケッチしているけれど、毎日同じ題材なのに、ぜんぜん違う絵になる。
というわけで、残り3ヶ月となった「一生もののはたち」だけれど、人並みに思い悩む生活を送っています。いつかは思うんだろう、あの時はたのしかった。