事実は小説より奇だが…

現実の日常には一貫性のない情報が溢れかえっているので,逆に何も情報がないものだと錯覚する。しかしフィクションは情報をある一定の方針のもと,必要最小限なものだけを再構成してあるので,おもしろい。現実も当人が一定の方針を決め,それに沿って情報を再構成すれば,おもしろく,なる。問題はそんなことは限りなく不可能に近いということだ。