アルバイトの件

履歴書を書いた。父親が退職してしまったので我が家の家計も火の車だ。新しいバイトをしようと思い履歴書を書いた。履歴書を出す一歩手前。その時ある思いが頭をよぎった。時給850円のためにおれは土日の貴重な時間を潰そうとしている。果たして今から応募しようとしているバイトはそれに見合う仕事なのだろうか。急ぐことはない。一度どんな仕事をしているのか見てからでも遅くはないだろう。……ちょうつまんなそう…。おれは…こんな仕事のために5、6時間もつぶしたくない!働いている人の顔が死んでいるのだ。働く前から思わず帰りたい…と心の中でつぶやいてしまった。
ということでバイトは振り出しに戻ったのであった。やるならおもしろそうなのがいいです…。