風の歌を聴け/知恵子抄

大学の図書館に映像やら音楽やらを無料で見れるという素敵な施設があることに気付いた。前から知ってたはずだけど、ここにきて利用しなきゃ損でしょという気持ちが沸いてきた。適当に目録めくりながら20本ほど邦画を中心にピックアップした。時間があれば少しずつ見ていこう。

風の歌を聴け [DVD]

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まずはこれを見た。春樹のデビュー作。映像化されていたのか。実は原作をまだ読んでいない。筋としては「暇な大学生が音楽を聞いて酒を飲んで、女を抱いて」ってそんなところ。映像だとちょっとよくわからない。鼠の作った映画が印象的だった。原作も早く読む。
智恵子抄 (新潮文庫)

智恵子抄 (新潮文庫)

映像のがなかった。高村光太郎が亡くなった翌年に映像化されたらしい。長沼智恵子を演じるのは原節子。誰だかわからない…。智恵子にとって絵を描くことは人生そのものだったのだろう。食事をとることも忘れひたすら絵。しかし、偶然、光太郎が自分の絵を認めてくれていないという事実を知る。立ち聞きして知るって感じだったけど、本当は感づいていたのかも。それから徐々に智恵子の症状は悪化していき…。それでも最後までお互いを愛し合ったふたり。何も言葉が出てこない。