「天下一剣道大会」の段！

京都旅行の余韻も冷めやらぬまま、２４日に地元の剣道大会に参加してきました。竹刀を握るのは８月３１日以来。下手に練習もしていないので体調は万全。反動は怖いですけど、月曜まで休みだから、と。この日は土曜にも関わらず１限授業。中国語ですが、うんこの話しか覚えていない…。
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まさかの個人戦エントリー漏れ。この時はブルーでしたが、のちにこのエントリー漏れが正解だったと知る。団体戦のみのエントリーで、メンバーは先鋒・中堅が後輩、自分が大将という三人制。
一回戦。アップ会場もなく、まったくのぶっつけ本番。そりゃないよ…。って感じでしたが、先鋒・次鋒と二連勝しれくれたので気が楽に。いよいよ自分の番。「はじめっ」あまり無理はせず、相手の動きをみる。するといきなり相手が打ってくる。冷静にさばく。すぐに相手が弱いことを悟る。いったん間合いを切ってから攻めを作り直し、飛び込みメン。「メンあり」なぜか現役の時も出したことのないような完璧な面が炸裂。「二本目っ」もう一気に勝負を決める。すすっと間合いを詰め、メンと見せかけコテ。
「クァテェイヤーーーー！！」
相手の竹刀が吹っ飛ぶ。「コテあり」完璧すぎる試合展開だった。今日はいける…。
二回戦。相手の勝ち上がりを見ていたが、けっこう強そう。先鋒・次鋒はそんなに強くもなさそうだったので前２人で決めてほしかった。しかし、先鋒二本負け。苦しい立ち上がり。だが、ここで次鋒が奮起して二本勝ち。これで１対１のタイ。本数も同じ。大将戦だ。これに勝ったほうが勝ち。「はじめっ」「きぃえやぁぁぁーー」大事な試合なので気合いを入れる。相手は長身選手だ。鍔迫り合いも力強い。これは不利だ…。しかし、相手の一瞬の居着きに乗じて飛び込みメン。感触は微妙だったが、一本に。「二本目っ」一本を取って弱気のムシが。こちらも居着いたところをメンに乗られる。「勝負っ」頭の中ではこれで引き分けようと思っていた。代表戦になれば休憩できるし、相手チームは快勝した先鋒の選手で来るだろう。あの選手なら大将の選手よりいくらかやりやすい。そこからはひたすら返しドウを狙いつつ受けに回る。「ピー」ここで時間。大将戦は引き分け。これで代表者戦に。自分たちはもちろん大将の自分。相手は予想通り先鋒の選手できた。（助かった）白熱する戦いに気づいたらギャラリーの注目を集める。代表戦「はじめっ」積極的に打ってくる剣道をする相手なので、自分の得意技である「抜きドウ」一本に絞ってじっくり待つ作戦。コテメンで来たら応じメンも頭に入れていた。すると初太刀でメンにきた。（もらった！）
「ドォォォォーーーウッ！！！！」
「ドウあり」よし。イメージ通りのきれいな抜きドウが決まった。「勝負あり」代表者戦なので一本勝負。爽快な勝利だった。
準決勝。次の相手の大将は個人戦の３位入賞者だ。会場に来た時からまっさきに強い、と思った相手。しかし相手の先鋒・次鋒は女性選手。前２人で決めればよい。その思惑通り先鋒・次鋒戦で勝利。あっさり決勝進出。あとは大将戦。決勝戦に備え体力を温存しようとしたが、相手も試合巧者。なかなか休ませてくれない。そのうちにこちらも熱くなり、激しい打ち合いに。体力が尽きて居着いたところにツキをもらってしまった。完璧なツキだった。完敗。この人にはいつか絶対勝ちたいと思った。
決勝戦。準決勝からだいぶ時間が空いた。これは助かった。どちらのチームが上がってきてもいいように観戦。１つは高校の時の顧問擁するチーム。もう一方は若手中心の手ごわいチームだ。後者の方が上がるかな、と思ったが、予想に反して試合はもつれる。なんと３試合連続で引き分け、代表戦に。ここは個人戦の覇者である顧問が出場し、難なく勝ち。なんと決勝戦で師弟対決が実現したのである。いよいよ決勝戦。先鋒戦。相手は高校の顧問。試合開始から激しい打ち合いを展開するもわずかの差で二本負け。結果以上に惜しい試合だった。次鋒戦。相手は母校の前任の顧問。厳しいツキでの攻め。気合い負けはしないぞ、という強い気持ちを感じた。これも結果は二本負け。これで負けが確定。大将戦はなんとか一矢報いようという気持ちだった。「はじめっ」一本勝負だと思ってじっくり行く作戦。相手の間合いをわずかずつ盗みながら剣先での攻防が続く。相手が打ってきたところをさばいて引きドウ、相手が下がったところを追ってメン、など優位に試合を展開。そして相手あ居着いたところに
「クァティヤァァァァーーー」
メンコテ。「コテあり」その後はお互い間合いの取りあいに終始し、試合終了の合図。「やめっ！勝負あり！」大将戦はなんとか勝利を収めたものの、トータルでは１対２での敗戦。惜しくも準優勝となった。
感想。久しぶりに興奮した。恩師との対戦は実現しなかったが、次は個人戦の決勝で戦う、という目標もできた。それまでに体力をつけたいですはい。昨日は体が動かなくて１日寝ていた。ああ情けない。おしまい。