電車男一歩手前

さっき電車で一触即発なことがあった。
同じ車両の向かいで若いチンピラ風(以下若チン)に弱そうな中年リーマン(以下弱リー)がカバンをぶつけてしまった。満員電車なのだからしかたないと言えばしかたない。しかし弱リーの対応が悪かったのか若チンはキレてしまった。
若チン「なんだコノヤロー」
弱リー「すすすすいましぇqあwせdrftgyふじこlp」
若チン「ふざけんなよー」弱リー「…。」
ここで一旦沈静化したと思ったんだけど,次の駅で若チンが降りた。すると,
若チン「ちょっと出てこいやー」
弱リー「いえ,私はまだですので。」
若チン「なんだ逃げんのかぁ。ちょっと電車止めろー」
と言ってドアが閉まんないように間に入って,「電車止めろー」としばらく言っていた。しかし駅員がやってきて若チンは諦めたのか,「覚えてろぉ。」とドラマみたいな捨てゼリフと2,3発の蹴りをドアにお見舞いして,電車は出発した。
まるでフィクションのような瞬間だった。こんなことってあるんだ。と思いながら,もし自分が弱リーの立場だったらどうだろう,と考えた。とりあえず謝るかな。俺は喧嘩とかするアレじゃないけど,どうだろ。その時になってみないとわかんないなぁ。それにしても若チンはバカだ。しかしこんなバカが少なくないのも事実。またこんなバカは永遠にいなくならないのも事実。難しい。