ワイワイガヤガヤ

月曜日と火曜日は6限まで授業があって帰りは10時半を過ぎます。他の人は帰ってから夕飯を食べるそうですが、1型糖尿病の僕はそうもいかないのです。食事の間隔があき過ぎると、低血糖になってパタムとシャットダウンしてしまうからです。もちろんインスリンも決まった時間に打つというのが体調管理には必須となってきます。

というわけで、みなさんが必死に授業をうけたり、自習をしたりする5限に僕は食事に消えます。近くの大衆食堂へ。ファミレスなんかでもいいのですが、やはりバランスやカロリーのことを考慮すると、手作りのお店の方が理想的です。その大衆食堂というのが、絵に描いたような大衆食堂でございまして、仕事帰りのサラリーマンやOLのおねいさま、近くまで遊びに来た老夫婦など客層は様々でございます。そこの空気というものが僕は大好きです。みんなその日の良かったことや、上司への愚痴など、いろんなことを誰にも気兼ねすることなくはなしているのです。すぅごく落ち着きます。ここなら僕もインスリンが打てます。みんな知らない人だし、差別や偏見、好奇の視線も感じない。みなさん人生経験豊富な方々です。食事の前にインスリンを打たなければならない僕なんてたいして珍しいこともないのでしょう。そんなところも好きです。いつか大切な人を連れてきて、ここが僕の落ち着ける場所なんだ。と一緒に食事したいなぁ。なんて思うのでした。