大学・企業が求める人材

よく大学や企業が新規に学生、社員を募集する際に試験てありますよね。あれってみんなこんなことできて意味あんのかよ〜。とか、こんなこと入ってからなんに使うんだよ〜。なんて嘆いていませんか?僕もそのうちの一人です。いえ、一人でした。だけど気づきました。知識うんぬんというより、処理能力が求められているということに。古文の助動詞の識別なんかできなくたって世の中生きていけます。なのになぜ、そんな能力が要求されているのか。それは一重に大学側、企業側はその人の情報処理能力を問うているのではないでしょうか。時間内にどれだけ要領よくかつ正確に定められた量の情報を処理できるか。よく、もっと時間があれば解けるんだけど、とか、家に帰ったら完璧にできたとか言う人がいます。でも採用する側はそこまで見込んでいるのです。近年その傾向が顕著になりつつあるのだと思います。英語でいえば、難問奇問の類を減らす代わりに、文章の分量が増えつつあります。つまり知識の量ではなく、知識の運用方法を求めているのです。ただやみくもに暗記したって模試ではいい点がとれるかもしれないけど、本番では間違いなく死にます。

と、偉そうに書いてみましたが、9割は予備校講師の受け売りです(笑)でもそれが真理だと思います。推薦で受かった人は大学でついていけるか不安だ〜って言いますが、大学側が、入学を許可したのです。つまり着いていけると判断されているのです。そんな人に自信ないなんて言われると、認められなかった僕らの立場がないですよ(^_^;)

入試問題には必ず大学側の意図が隠されています。赤本は単に○×ゲームをするものなのではなくて、出題意図をつかむものなのだな、と思いました。赤本を解いて○×に一喜一憂していた自分が恥ずかしくなりました。