日本史のこと

小学校の頃,僕は日本史が大好きだった。正確には歴史が好きだった。当時の僕には世界史なんて概念は全くなかったのだから,歴史といえば日本史のことだったからだ。学校の図書室で漫画日本史を全部読んだ。親にせがんで人物事典も買ってもらって,夢中で読んだ。3人兄弟の末っ子だった僕は家族みんなから天才なんじゃないかと持て囃された。子供心にそう言われることが嬉しくて,ますます歴史が好きになっていった。学校の友達で歴史が好きな子なんて僕くらいなもので,先生にも褒められた。

だけど中学に入り僕の歴史に対する思いは変わっていった。先生のここはテストに出るぞ。という言葉がものすごく嫌いだったのだ。中学では学校の授業以外に歴史に触れることはほとんどなかった。それは高校に入ってからも同じで,教科書の太字を覚え,テストに備えるだけになっていった。暗記科目という認識が僕の頭を支配した。予備校に入って暗記科目という認識はますます強まった。これは出ないから覚えなくてもいいだとか,〜大学で頻出だとか。うんざりだった。いや,もちろん大学合格のみを目指す予備校という場において入試問題を意識した講義になるのは当然だし,またそうでなくては困るというのが大勢だろう。でも僕には不満だったの><で,2学期から先生変えたわけ!そしたらおもしろいんだよ!あの頃の気持ち思いだしちゃったの!
てことで,さっき受験参考書ではない日本史の本を買ったゼィ♪
中学校の先生,もっと頑張れ。